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米国のサービス産業の振興政策

米国におけるサービス産業に特化した振興政策は1987年に「マルコム・ボルドリッジ賞(大統領賞)」を制定したことからはじまります。

これは米国の企業の競争力強化を目指した国家品質賞で、サービス産業に拡張したものです。1999年からは教育・ヘルスケア部門も創設しています。その結果、表彰対象はサービス、中小、教育、医療等になりました。

さらに、2004年には「Innovate America(パルミサーノ・レポート)」が発表されました。その中で、「サービスサイエンスを学問領域として認識し、大学・短大・産業界が連携してカリキュラム構築、専門家育成することを支援するべきだ」と提言し、サービス産業におけるイノベーションの重要性に世界中が注目するきっかけを作りました。

パルミサーノ・レポートでは、「IT革命によって、製造業の主な部分はサービス業となってきている。競争力のある会社ほど製品とサービスを融合させている。製品に付随してサービスを提供することによって製品とサービスの価値体系を変え、収入源を転換していくことができるからである。」と、製造業におけるサービス要素の重要性が指摘されています。サービスサイエンスの重要性をこのパルミサーノ・レポートのロジックによって説明することが多いですが、それは「製造業のサービス化」がサービスサイエンスのスタートラインだったということを意味します。

多くの部分は製造業のサービス化がサービスサイエンスのテーマとなるでしょう。しかし、今日的に多くの問題を抱える医療や健康、交通、教育、各種公共サービスもサービスサイエンスの応用によって改善や問題解決につながることが期待されます。

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